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新生活10

 母の支払いを街金と話をつけた。父にはその旨を伝えた。だが母がこれで終わるわけはないと言う気がする。
 営業をしていると携帯に常務から電話があった。今から戻ってくるようにと言うことだ。また資料を求められたのだろうか?原付で銀行の仮店舗に戻ると常務の机に行く。
「今から印鑑をもらってこい」
「決裁が取れたのですか?」
「ああ、これで開店は花ができた」
 私は電話を入れると必要書類とサインをもらいたいと伝えた。息子からは折り返しで3時に来てくれとあった。3時10分前に行くと社長がすでに戻ってきて笑っている。
「いい出会いだな?」
 息子が必要書類を運んでくる。
「実行が済んだら常務と食事をしないとな。これからは専務と仲良くしてやってくれ」
 サインをもらうと社長は部屋を出て行き、息子と作業をする。半時間ほど作業をして戻ることになって、
「あの横顔が女性っぽいですね?」
「いえ、初めて言われました」
 冷や汗が出た。確かにそういうようなことを言われてたのは初めてだ。ブログにもすみれとして顔を出している。
 戻ってくると書類を渡して融資の実行の用意をした。常務が側に来て、
「今日は早く帰れ」
と声をかけてくれた。
 8時に戻るとかえでが起きていてびっくりして迎えてくれた。それで今日の社長の息子の話をした。
「それは要注意よ。あまり親しくしないで」
「どうして?」
「男を愛する臭いがするよ」





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テーマ : ファンタジー小説 -- ジャンル : 小説・文学

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yumebito86869

Author:yumebito86869
もう記憶の中で小さくなってしまているが、
小さい頃病院で隔離されていた時期があった。
その時隣部屋にかえでと言う毛糸の帽子を被った少女がいた。
童貞を失ったのもかえでだ。
何もかもう失った時、私はすみれとして彼女と再会した。
また短い時間だったが私の中で一生光り輝いている。

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