思い出作り7

 かえでがデパートに行って土産を買って父に渡した。父は翌日に中国に立った。親子の人形を買ったようだ。だが歩き回れるが夕方になると疲れるようで私が帰って来るまで寝ているようだ。私もようやく融資の決裁をもらって実行をした。長期融資ができると一人前と言われる。
 珍しく支店長が酒を誘ったが用事があると断った。いつものようにビールを買って部屋に戻る。
「只今!」
 部屋を見るとかえでの姿はない。もう8時になるのにどこへ出て行ったのか?するとドアが開いてかえでが買い物かごを持って戻ってきた。
「ごめんね、すき焼きが食べたくなったの」
と言うなり用意していた鍋に野菜と肉を盛り上げる。1杯だけお酒で乾杯した。
「何か嬉しいことあったのか?」
「ええ」
 くすくすと笑っているばかりだ。
「でも怒らないことを約束してください」
「怒る?そんなことはない」
「今日銀行に行って静江さんと夜に会う約束をしたのです」
「静江?」
「彼女私がブログを書いているかえでと知っていたわ。それで私はひろし君がすみれと教えた」
「そんな馬鹿な!」
「2時間も話をした。本当の話をしても彼女はひろし君を愛しているって」
「どうして?」
「私は私がいなくなった後が心配なの。そうでないとお父さんのように」
「いいのか?」
「今日は久しぶりに抱いてね」




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yumebito86869

Author:yumebito86869
もう記憶の中で小さくなってしまているが、
小さい頃病院で隔離されていた時期があった。
その時隣部屋にかえでと言う毛糸の帽子を被った少女がいた。
童貞を失ったのもかえでだ。
何もかもう失った時、私はすみれとして彼女と再会した。
また短い時間だったが私の中で一生光り輝いている。

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