それぞれ2

 今日は女装をして9時におかんの店で合流する。それで仕事を7時半で上がった。かえでの公休日だ。かえでは休みには昼までゆっくり寝て買い物に出かけ服を買い込んでくる。かえでにはマンションによってジーパンを取ってきてもらう。昼の間は父は外でビラを配っている。
「ひろし君来ないね?」
「女同士の時は恥ずかしがって避けるのよ」
 おかんにそう返事して時計を見る。30分過ぎている。
「ひろし君姉さんの友達と?」
「付き合っているようね?」
 かえでが髪を乱して入ってくる。
「遅かったね?」
「起きるの遅くて買い物をしたらマンションによる時間遅くなって」
と言ったきり口をつむんでいる。言いたくないことがある時の癖だ。
「怒らない?」
「うん」
「お父さんと部屋であった。そしたらお父さん一人でオナニーにしていた。それで私入れてあげた」
「入れた?」
 言葉が出ない。
「怒った?私お父さんと話できて嬉しかった。20年ぶりだって言ってたよ」
「ありがとうと言うべきだな?」
 このシーンがかえでの漫画にあった。





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yumebito86869

Author:yumebito86869
もう記憶の中で小さくなってしまているが、
小さい頃病院で隔離されていた時期があった。
その時隣部屋にかえでと言う毛糸の帽子を被った少女がいた。
童貞を失ったのもかえでだ。
何もかもう失った時、私はすみれとして彼女と再会した。
また短い時間だったが私の中で一生光り輝いている。

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