再会の時9

「すみれです」
「楓です」
 妙に緊張している。部屋の中はもう布団が敷かれてい入て楓がビールを冷蔵庫から出してくる。
「私ももらうわね?」
「はい。どうぞ」
「シャワーは?」
「さっき入ってきたので」
「私もいいわ。時間がもったいないからね」
 堀炬燵の上にパソコンが乗っている。
「ここで更新するの。店は6時~12時だけど、お客が入ると1時になることもあるの。約束の黒のTバックになるわ」
 そう言うとするりと脱ぐ。少しやせ気味かでも胸のふくらみは私より大きい。人前で脱ぐのは初めての私はぎこちなく脱ぐ。
「凄い!綺麗な体してる。毛もそってるの?」
 今朝もう一度念入りに鏡を見ながら前から尻の穴まで剃った。楓がお尻から竿を掴む。私は目をつむってびりびりと感触を感じている。次は私の乳首を吸う。もう竿がパンツをはみ出している。
「大きい!舐めるよ」
 ちゅぱちゅぱという音が続いて飲み込まれた感触で目を開ける。私のものがすかっり楓の口の中に入っている。う!という声で喉元に入っている。
「苦しい?」
「ううん、凄い気持ちがいい。私のも舐めて!」
 69の形になってお互いのものを舐める。楓のものはつるんとしていて毛が生えていない。レモンの香りがする。楓の舌がアナルの中に入ってくる。アナルを舐められたのは初めてだ。仰け反る。
「後ろ使ったことがある?」
「まだ恋人がいない」
「女は嫌い?」
「そうでもない」
 私もお返しの意味でアナルに舌を入れる。
「あ!」










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再会の時8

 初めての給料をもらった。それで昼おかんの店で家賃を払う。それから薄化粧をして阿倍野のデパートに出て目星をつけていた服と下着を買う。戻って風呂に入って買ってきた黒のTバックをつける。自分で見ても欲情が出てくる。Tバックの上から先っちょが伸びてきている。
 時計を見ながら入念に化粧をする。昼より少し厚めにする。今日買ってきたスカートをはいてブラウスを着て鬘をつける。本当は自分の毛を伸ばしたい。5時半になるとお気に入りのハンドバックを持ってそっと外に出る。玄関に降りると不味いことにおかんが入ってくる。
「あれ!ひろしの姉さんだったね?」
「ははい」
 俯いたまま答える。女装すると顔が変わると昔かえでが言っていた。
「弟をよろしく頼みます」
 商店街に向かって早足で歩く。アーケードの手前を飛田に入る。桔梗の看板が見える。店の中に女の子が座っている。
「応募?」
とやり手婆が言う。
「楓さんを?」
「聞いてるよ。2階の奥に上がってもらって」
 奥から声がかかる。
「レズって初めて」
と女の子が話している。やり手婆が襖をかける。
「わあー!凄い本物の方が美人だ」
 楓が飛びついてくる。



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再会の時7

 父から初めて手紙をもらった。新しい住所は知らせていた。
『結局・・』
という言葉で始まっていた。この重さに視線が止まった。必ず父は母に押し切られる。結果は見えていた。
『・・・警備会社に辞表を出して明日新潟に行くことになった。ようやく仕事に慣れてきたと思っていたが、だがお前の妹は同居は無理だと伝えてきた。それで近くのアパートに引越しすることになった。私は仕事が心配だ』
 それで手紙は終わっていた。いつも思うことなのだが父は若い時に中国に行っていて、30歳を過ぎて戻ってきて母と見合い結婚をした。父の兄が死んで戻された形だ。
 今日はいつもより一生懸命自転車をこいで夕方には自転車で飛田の中を走った。頭の中の地図でちょうど花街の真ん中にある桔梗の看板にたどり着いた。まだ陽は陰っていないが灯りが点いていて暖簾の向こうに女が座っている。やはり写真で見る楓ではない。
 目の前をやはり銀行員が自転車で近づいてくる。向こうが不思議そうに見ている。この街では一番強い信金だ。
「ここまで取引先が?」
「ええ」
「こんなところで働いていたら・・・」
と笑って言うと桔梗の勝手口に入っていく。私はぽかんと見つめている。
 その夜、メールが入っていた。
『すみれさんいつ来る?』
『場所を見てきた。今週の土曜日5時はどう?』


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再会の時6

 今日もおかんの店で飲んで10時に戻ってくる。馴染みの常連もたくさんできてひろしと呼ばれるようになった。おかんの祖母は昔は飛田の店に出ていたようだ。写真を見せもらったが凄い美人で当時は3本の指に入っていたという。祖父は有名なやくざですでに亡くなっている。おかんの夫はどうしようもないチンピラやくざだそうだ。
 へえ!昨夜コメント返しの返しが戻っていた。
『すみれさん。私のTバックの写真を送ります。もしよかったらすみれさんの写真もお願いします』
 これは私のアドレスに入ってきた。添付の写真を見ると凄い。Tバックの色も何種類もあるし、お尻の穴が半分はみ出ているのもある。私はパソコンの中にしまい込んでいるファイルを開く。これは大学時代に手術後の記念撮った写真が入っている。その中からTバックの写真を選ぶ。送られてきたアドレスにメールを打ち込む。
『一度会いたいですね?プロフィールの飛田の桔梗という店におられるのですか?』
 打ち込んでワインをグラスに入れる。何だ?
『今客待ちでパソコンを開いていたの。嬉しい!ぜひ店に来て!来るときはここから日にちと時間を入れてください。私は顔見せには出ない約束なのです。幾つ?』
『23歳になりました。楓さんは?』
『一つ上よ』
『女装で行ってもいいのですか?』
『もちろん!でも玉を抜いても立つの?』
『結構役に立ちます』
『オナニーってする?』
『ええ、でもまだ穴に入れて貰える彼氏はいません』
 そうやって30分ほどメールのやり取りをしていて客が来たのでと別れた。




 

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再会の時5

 夜はおかんの店から戻ってきて10時から1時までパソコンでブログをやっている。女装日記はもう5年も続けている。今やベストテン入っている。入行してからは広告を貼るようになった。だが月に1万がせいぜいだ。へえ!こいつは初顔だな。
『私は女ですが見惚れました!私のブログにも遊びに来てください』
 コメントは多い時は更新ごとに5件ほど入ってくる。一応目を通すがコメント返しは滅多にしない。
 へえ!漫画を描いているのだな。私も大学時代からブログで何作か小説を書いている。少しエッチな奴だな?大胆な性描写もしている。だが生々しい。プロフィールを見る。黒のTバックに胸は手で押さえてえいる。美人だ。
『エッチですね!初めから読ませてもらいますね』
 思わずコメントを入れた。
 今日は同僚の静江と銀行が終わったら隠れて酒を飲みに行く約束をさせられた。両替の積み込みを手伝ってもらっているのだ。多い時は一日に5度も帰ってくるのだ。誰もが嫌がる仕事なのだ。私が携帯を入れと明細を聞いて帰るまで用意してくれるのだ。
 やはり予想通り8時前に終わった。急いで彼女が行っている喫茶店を覗く。ここも私の担当だ。私の姿を見たら出てきた。
「少し歩くがいいか?」
「ええ、いつも食事している店に?」
 おかんの店に入ると一番奥を2つ空けてくれている。
「可愛い彼女ね!」
「彼女じゃない。同僚だよ」
 私は大瓶で静江は青リンゴだ。
「私彼女にしてください」
「いや」
「彼女いるのですか?」
「女は苦手なんだ」







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プロフィール

yumebito86869

Author:yumebito86869
もう記憶の中で小さくなってしまているが、
小さい頃病院で隔離されていた時期があった。
その時隣部屋にかえでと言う毛糸の帽子を被った少女がいた。
童貞を失ったのもかえでだ。
何もかもう失った時、私はすみれとして彼女と再会した。
また短い時間だったが私の中で一生光り輝いている。

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